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芸術活動は、利益を求めなくてもいいの?

芸術家として生きていくために、経済的な支えはなくてはならないもの。どんなに立派な目標や叶えたい夢があろうとも、そこには常に、経済という現実が待ち受けています。
親や友人、知人、生徒に頼るだけの芸術活動では限界がすぐに訪れます。閉塞感の中で、創作への意欲を膨らませるものの、食べることへの不安も抱えながら生きている人は多いはずです。

そこには、明確な目標が必要になるのです。

演奏会に何百名を集めようか?
CDを何枚売るのか?
書籍を何冊販売するのか?

絵画を何枚売るのか?
作品をいくつ売るのか?
オリジナルグッズをいくつ売るのか?

よくある間違いは、販売個数や月間売り上げ、というものです。
たくさん売れれば安心してしまうのもわかりますが、実はそうではありません。

ほんとうに大切なのは、利益、です。

お金の話が芸術業界では、タブーとする風潮も未だに続いているためか、利益を生み出し、創作活動に専念できる土壌が出来ていないのが業界全体の課題です。
親に頼り、配偶者に頼り、イベントなどでの微々たる収入で、細々と生活を繋ぎとめている芸術家のなんと多いことでしょうか。
​持ち出しになってしまうのをわかっていても、知名度をあげるために発表の場をつくり、少しずつファンを構築しているのがほとんどでしょう。
勿論、そのような活動も非常に大切ですが、芸術活動をする私たちには、もっと考えなければならないことがあります。

利益を出せない芸術活動は、先細りしていく一方である、ということです。
​イベントなどでの一瞬の売り上げは、見せかけの数字であって、一喜一憂してはいけないのですね。

 

あなたのファンを見つけるためには?

芸術活動とビジネスを結びつけることを嫌う人もいらっしゃると思いますが、ここに訪れるアーティストは、自分で食べていきたいと願う人が読んでいると思うので、遠慮なくビジネス視点での知識を共有させて頂きます。

まず、利益をあげる、ということを念頭に置いた場合、はじめにやるべきことは何か?と言えば、集客、です。
自己満足になりがちな芸術活動を、ビジネスの領域にグッと引き上げるためには、逆算的思考術、が必要です。
それは何か、と言えば、

最終的に、「利益を出す」

そのためには?

「売り上げを出す」

そのためには?

「お客様との接点を持つ」

そのためには?

「集客する」

シンプルな考え方ですが、これが、芸術活動をビジネスにできる根幹になります。
集客をなくして、ビジネスは成り立ちません。

では、あなたの芸術活動を支援し、サポーターとなってくれる心強いファンはどこにいるのでしょうか?

集客のための営業力を鍛えていますか?
いやいや...芸術家がそんなことをするなんて、みっともないと思いますか?
一般の会社では、営業部、がありますよね。人事も、総務も、経理も、法務も、すべて必要ですが、なくてはならない部署は、営業部です。
では、わたしたち芸術家は、自ら、あるいは、営業力のある人と一緒に仕事をしなくては集客ができていない状況で活動をし続けることになります。
​お客様がいなくては、仕事がなくなってしまう、これが現実です。

​営業は、あなたのファンを見つけるために、欠かすことのできないビジネス活動です。


②売り上げを

集客せずに何故お客様が来るのか?

そもそも芸術家たちは、家系が裕福である場合が多いですよね。そうすると、親の力が絶大で、交友関係の幅も広く、自分の娘や息子のために、必死になって人集めをしてくれる、こんな環境下で育った人に見られる傾向として、自分で営業をしない、ということ。

黙っていても、自分以外の誰かが、営業活動をしてくれるのが当たり前で育ったために、営業をして集客する、という最も重要なスキルを鍛えるチャンスがなかったわけです。

黙っていても、お客様がやってくる、とても有難いことですが、芸術家自身の営業力を磨く機会がなかったばかりに、大人になっても自ら営業をしなければ、と思うことすらない芸術家もいらっしゃいます。

これでは、営業力を持たずに、他人まかせな人生を歩む、危ない芸術家になっていくはめになる。
​世の中、AIだ、なんだと時代が急速に変化しているのですから、せめて営業力を身に着けておかなければ、どれほど優れた芸術家であろうと、生きていくのは大変な時代がもう目の前にきています。

今まで、自然にお客様が来てくれていたのは、あなた自身の努力もさることながら、近親者の力が絶大であることに気づきましょう。
​そこに気付けたなら、今まで、親がしてくれたこと、友人や生徒さんの支援に感謝して、もっと自らの営業力を高めていきたいですよね。

 

まとめ

ファンが自然に集まるには逆算的思考で、集客、が最も重要というお話をさせて頂きました。
あなたの独自の集客法を編み出していくことが、芸術活動を支える、重要な経済スキルとなります。

集客の方法を考えぬき、実践を繰り返す。集客=ファン構築の基盤となっていきますから、是非、この考え方を取り入れて営業力を鍛え、集客力を高めていきましょう。
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